簡単に説明すると、抑うつや不安といった精神症状を扱うのが「精神科」、ストレスなどによる身体症状を扱うのが「心療内科」です。牧野クリニックでは、精神科と心療内科、それぞれに精通した医師が在籍。一人ひとりの症状をお伺いし、それぞれに適した科での診察・治療を行っております。
また、妄想状態、極度の不安、躁状態の場合は精神科専門医の受診をお勧めすることも可能です。「最近、少し不調かな?」と感じたら、お気軽にご相談ください。
担当医
- ◎精神科非常勤医師…3名
- ◎心療内科非常勤医師…2名
医師のプロフィール
院長
牧野総治郎
メンタルヘルスの治療にはひとつの正解はありません。
出世や栄誉に関心なく、地道に診察をしてきました。
患者さんの役に立つには、支えになるにはどうしたらよいか、日々頭を悩ませています。
はったりや、気の利いたことを言うのは苦手です。治療者にカリスマ性を求める方は、他所に行かれた方がよいでしょう。
メンタルヘルスの治療にひとつの正解はありません。治療者にできることは、患者さんの回復への意欲を引き出し、じっと見守り寄り添っていくことだと考えています。
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- 専門分野
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うつ病
不安障害
(パニック障害など)
統合失調症
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- 学歴
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東京外国語大学卒業、北里大学医学部卒業
卒業後、慶應義塾大学病院 精神神経科入局
- 資格
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精神保健指定医
精神科専門医
日本精神神経学会会員
日本登山医学会会員
診療部長
牧野真理子
「自分のことを好きになった」そんな言葉がとても嬉しいんです。
東中野に牧野クリニックが移転してから早くも5年経過しました。以前と同様患者さんは心療内科受診に際して特別な期待を抱いている方が多いように思います。
受診しさえすれば、嫌なことがあっという間に解消され、ハッピーになれると思って来られるのです。そのようにできるのが理想的です。しかし、心療内科医も精神科医もメンタルヘルスの専門医ではありますが、特効薬やすぐに役立つアドバイスを差し上げることにはかなりの困難があります。しばらく通院されるうちに患者さんが、ご自分で解決方法を見出していく場合がほとんどです。これは、毎回の外来の中でのお話をしばらく継続するうちにいつの間にかどの方も答えを見つけていくように思います。例えるなら、マラソンの走者が患者さんであるなら、私は伴走者としてゴールまで一緒に走っていく役割だと思っています。治療の中では、患者さんが直視したくない現実や人間関係の話題にも触れざるを得ないことも多々ありますが、このときも緩衝材のような役割で患者さんがソフトランディングできるように心がけているつもりです。
2016年、私は死ぬかもしれない大病に罹患し、しばらく休んでいましたが、復帰したときに患者さんの多くから「よかったですね」と言われたことは大きな励みとなっています。また大病をしたからこそ病気のつらさがわかり、患者さんの苦しい気持ちも以前よりは理解できた気がします。
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。
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- 専門分野
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心身医学(心療内科)
女性の心身症
(摂食障害など)
職場のメンタルヘルス
異文化間メンタルヘルス
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- 学歴
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国公立大学卒業後、北里大学医学部卒業、
メルボルン大学医学部大学院卒業
- 資格
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医学博士
心身医療内科専門医
心療内科学会登録医
日本女性心身医学会認定医師
日本医師会認定産業医
- 現職
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東邦大学医学部客員講師
JICA(国際協力機構)顧問医
オレンジページ産業医
日本心身医学会代議員
日本心身医学会心身医学編集委員会 英文投稿推進ワーキンググループメンバー
日本女性心身医学会理事
国際摂食障害学会会員
(株)デラ顧問など
- 執筆
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【著書】
『誰も私をわかってくれない:摂食障害・心の迷路』(悠飛社:1999)
『異文化ストレスと心身医療』(新興医学出版社:2002)
『もういいや!!と叫んで心の毒出しができるメンタルデトックス』(祥伝社:2005)
『うつにもいろいろあるんです。』 <漫画 細川貂々> (オレンジページ:2011)
【共著】
『医療看護学』(中山書店)
『職場のメンタルヘルス』(南山堂) など多数
【監修CD】
『究極の眠れるCD』 など多数
【連載】
『からだの本』(オレンジページ) 「女性とうつ」連載中